浮体式原子力発電所
浮体式原子力発電は、円筒型の浮体構造物と原子炉を 組合せて沿岸から数十 km 沖合の洋上に浮かせ発電します。このプロジェクトは、産業界と大学が連携して行っています。
早稲田大学は、師岡と共同原子力専攻 古谷先生と共同で
主に以下の点の検討を行いました。
5.4. 浮体揺動におけるBWR 成立性の評価
6.1. 過酷事故時の原子炉減圧機能の多様化
6.2. 過酷事故時の原子炉水位計測の多様化
浮体式原子力発電所の主な長所は
●原子炉からの崩壊熱除去のために、周辺にある大量の海水を動力なしに利用できる
●陸地から離れた沖合に設置することで事故時の住民避難が不要になる
ことです。
師岡の私見ですが、この浮体式原子力発電を実用化するためには、社会的受容性が大きな点となると考えています。
2021年度の浮体式原子力発電所の最終報告書は産業競争力懇談会のHPに掲載されています。